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映画『ヘレディタリー 継承』後半ネタバレあり感想|怖い映画が苦手な人は要注意!

 

こんにちは。ケンケン(@ketken_)です。

映画「ヘレディタリー 継承」ページへようこそ!

ゆっくりしていってくださいね(^^)v

なお、本記事の推定読了時間は約5分です。

※一応ネタバレありの記事ですが、ネタバレ書くときは「ネタバレします!」と書くので、それまでは安心して読んでくださいね(^^)v

『ヘレディタリー 継承』映画情報

『ヘレディタリー 継承』映画情報

原題 Hereditary
監督 アリ・アスター
キャスト トニ・コレット:アニー・グラハム
アレックス・ウルフ:ピーター・グラハム
ミリー・シャピロ:チャーリー・グラハム
アン・ダウド:ジョーン
ガブリエル・バーン:スティーブ・グラハム
日本公開日 2018年11月30日
上映劇場 詳細はこちら
映倫区分 PG-12
上映時間 127分
製作国 アメリカ
配給 ファントム・フィルム

『ヘレディタリー 継承』予告編

『ヘレディタリー 継承』あらすじ

グラハム家の祖母・エレンが亡くなった。娘のアニーは夫・スティーブン、高校生の息子・ピーター、そして人付き合いが苦手な娘・チャーリーと共に家族を亡くした哀しみを乗り越えようとする。自分たちがエレンから忌まわしい“何か”を受け継いでいたことに気づかぬまま・・・。

やがて奇妙な出来事がグラハム家に頻発。不思議な光が部屋を走る、誰かの話し声がする、暗闇に誰かの気配がする・・・。祖母に溺愛されていたチャーリーは、彼女が遺した“何か”を感じているのか、不気味な表情で虚空を見つめ、次第に異常な行動を取り始める。まるで狂ったかのように・・・。

そして最悪な出来事が起こり、一家は修復不能なまでに崩壊。そして想像を絶する恐怖が一家を襲う。
“受け継いだら死ぬ” 祖母が家族に遺したものは一体何なのか?

※「ヘレディタリー 継承」公式HPより




【重要】怖い映画が苦手な方へは全力でオススメしません!

本作は、ホラー映画史上最凶とも言われている映画です。

こう聞くと、一つの不安が頭をよぎります。

この映画、超絶怖いんじゃね…?

 

 

はい。超絶怖いです。

大事なので赤字太文字で書きました。

 

何が怖かったのかは後述するとして、現時点ではっきりと言えることは、

怖い映画が苦手な方へは全力でオススメしません!!

 

その根拠は以下の大絶賛コメントを読んでいただくとわかると思います。




【大絶賛】サンダンス映画祭・全米メディアで高評価!

本作は、サンダンス映画祭で大絶賛された映画です。

一部コメントを抜粋します。

・直近50年のホラー映画の中の最高傑作
・21世紀最高のホラー映画

 

また、全米メディアからも絶賛の声が多数届いています。

・ホラーの常識を覆した最高傑作 -THE PLAYLIST-
・骨の髄まで凍りつく 息もできない恐ろしさ 
Hollywood Reporter
・現代ホラーの頂点 発狂しそうな恐怖 逃げる術はない 
-USA TODAY-

もうどうなってるんだこの映画…というような大絶賛ぶりですね。

こんな評判を目にしてしまうと、鑑賞前から構えてしまいます。

 

【意味】ヘレディタリーとは?

ヘレディタリーってどういう意味?

ヘレディタリーとは、英語で「遺伝性」という意味です。

邦題を直訳すると「遺伝を継承」という意味になります。

本作のキャッチコピーは「受け継いだら死ぬ」となっており、その観点からも「遺伝」がキーワードになりそうな映画であることが推測できますね。




【監督】アリ・アスター監督は本作が長編映画デビュー

これだけ大絶賛される映画を作ったアリ・アスター監督って何者

アリ・アスター監督は、本作が長編映画デビューとなります。

え、長編映画デビュー…?
そんな人がここまで絶賛されているの?

実は、このようなケースはそれほど珍しくありません。

近年の映画で例えると「セッションデイミアン・チャゼル監督)」「カメラを止めるな!上田慎一郎監督)」なども無名から一気に有名になった例です。

近年の映画業界の一つのトレンドでもありますね。無名だからといって侮れないどころか、無名だからこそ期待できる映画が増えてきている気がします。

 

『ヘレディタリー 継承』感想

おすすめ度
個人評価
一言感想 マジで怖いので、鑑賞前に覚悟が必要です!

マジで怖い

記事の前半でも書きましたがもう一度。

この映画、マジで怖いです。

 

ただ勘違いしてほしくないのは、ホラー映画にありがちな「ワッ!!」と驚かせてくることはそこまでないということです(全くないとは言いません)。

怖さにもいくつか種類があり、視覚的に怖さを表現する映画もあれば、突然びっくりさせてくる演出で怖さを表現する映画などありますよね?

本作は、少なくともワッと驚かせてくるようなインパクトで勝負している映画ではありません。

 

では本作はどういう怖さが際立っているのか。

それは、心の奥にじわじわと恐怖を刷り込ませていくような怖さです。

あくまで映画なので席を立とうと思えばできます。しかし、一度観始めるともう逃げられなくなる魔力を持っているのが本作の凄いところ。

核心部分にはまだ触れませんが、本作には複数の謎が散りばめられています。

 

2時間かけて観客の心をしっくりとスクリーンの奥底に誘っていくような感覚です。

 

ホラー映画というカテゴリーの中では新しい感じがしました。

もうね、これは完全にトラウマ映画ですよ。

 

音も怖い

怖さを煽る要因の一つに、音の使い方があります。

音に関してはかなり凝っていますね。サラウンドの特性を活かしまくりなので、映画館にいるという現実を忘れてるほどの臨場感があり、それが相まって緊迫感も生まれます。

基本的に「」の部分が目立つ映画なので、繊細な音が劇場内に響き渡ります。

こんなのドルビーアトムスで観たら失神します。
注※ドルビーアトムスでの上映はございません。

 

 

 

ここから下はネタバレ書きます!!ご注意ください!!

 

 

 

 

 

 

 




本作の目的は悪魔召喚

本作を観ていると、

この映画は何を言いたいんだろう…

と思った方も少なくないと思います。

 

本作を簡単に説明すると、悪魔(ペイモン)が降臨する話です。

ペイモンは実態のない魂のような存在で、誰かに憑依するために肉体を欲しています。

しかし、その肉体はリー家の男でないと憑依できないことが判明し、憑依先をピーターに定めて狙います。

そして最終的にアニーが追い詰め、2階から飛び降りてピーターが死んだと同時にペイモンがが宿り、誕生して物語は終焉します。

 

ペイモンはなぜチャーリーに憑依できたのか

チャーリーは女の子ですが、なぜペイモンに憑依されてしまったのか?

そのヒントが隠されているのが、亡くなった祖母エレンの存在です。

エレンは生前チャーリーに「男の子になってほしい」という言葉を残しています。

このエレンの発言で、チャーリーとペイモンは大きな関わりがあるということがわかります。

どういう意味かというと、ペイモンは元々チャーリーの中にいたのではないかということです。

これを裏付ける発言がもう一つあって、アニーがチャーリーに向けて「あなたは赤ちゃんの時も泣かなかった。生まれた時でさえも」と言っています。

赤ちゃんが泣かないということは普通はありえません。これはペイモンが関係していたことを暗示しているのではないかと思います。

 

ただ、一つ気になるのが、ペイモンはリー家の男にしか憑依できないということ。

少なくともチャーリーは女の子なので、肉体への憑依はできないはずです。

しかし、ここでは「肉体に憑依できない」と言っているだけで、「心や魂に憑依できない」とは言っていません。

そう考えると、ペイモンはチャーリーの心か魂に憑依していた可能性があることが分かります。

 

「コッ」という舌打ち

本作で最も印象強かったのが「コッ」という舌打ちです。

これにもちゃんと意味があります。

完全にぼくの推察ですが、あれはチャーリーが好んでやっていたことではなく、ペイモンの仕業ではないかと思います。

チャーリーが亡くなってからも、ピーターは頻繁に「コッ」という舌打ち耳にしています。

最終的にはピーターの中にペイモンが入った時、ピーター自身が「コッ」と言っています。

少なくとも、ピーターは好んで「コッ」なんてことはしないと思いますので、あれはペイモンと直接繋がるためのものと考えるのが自然です。

先ほどもペイモンはチャーリーの心か魂に憑依したと書きましたが、これが本当であれば合点がいきます。

「コッ」という舌打ちは、間接的にペイモンの存在を暗示しているものだったと言えます。




『ヘレディタリー 継承』まとめ

本作は非常に難解で、ある程度の予備知識や鑑賞後の考察は必要になります。

そして怖い。これは保証できるレベルです。まあ、あまりにチンプンカンプンとなってしまったときは例外かもしれませんが…

様々な考察を生む映画だと思うので、鑑賞後は色々な感想に触れるとさらに理解度が高まルと思います。せっかく観た映画が意味不明で終わるのはもったいないですからね。