10月14日(金)公開の実写映画『耳をすませば』
- 興行収入の推移
- 観客動員数の推移
- 週末動員ランキングの推移
- 最終興収の予想
をまとめた記事です。
いま注目されている映画を知るための指標ともなる興行収入。
『鬼滅の刃』『呪術廻戦0』などの大ヒットで注目されるようになりましたね。
そこで本記事では、
実写映画『耳をすませば』の興行収入・観客動員数・週末動員ランキングの推移、最終興収の予想をまとめました。
耳をすませば|2022年実写映画の興行収入・観客動員数・週末動員ランキングの推移
公開日数 | 興行収入 | 観客動員数 | 順位 |
---|---|---|---|
3日間 10/16まで | 1.4億円 | 10.8万人 | 4位 |
10日間 10/23まで | 3.2億円 | 6位 | |
17日間 10/30まで | 4.2億円 | 8位 | |
24日間 11/6まで | 5.0億円 | 10位 | |
31日間 11/13まで | 5.3億円 | 圏外 | |
最終興収 | 5.6億円 |
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1995年ジブリ映画の興行収入
興行収入 | 31.5億円 |
---|---|
配給収入 | 18.5億円 |
出典:Wikipedia |
耳をすませば|最終興行収入を予想!
初日3日間の興行収入は1.4億円。
このペースでいけば、
最終5〜7億円くらいになるのかなと予想しています。
当サイトの公開前予想は『7〜10億円くらい』としてましたが、初週の成績を見る限り、やや厳しい興行になりそうな予感がしています。
個人的に初週2億円は固いと思っていたので、1.4億円という数字は意外でした。
また動きがありましたら更新します。
ここから先は公開前に書いた内容です。
映画『耳をすませば』の最終興行収入はどれくらいになるのか。
“公開前に”本作の興行収入を予想するのは非常に難しかったですが、自分なりになんとかまとまったので、最後までお楽しみいただけると幸いです。
1989年に少女まんが雑誌『りぼん』で連載された不朽の名作『耳をすませば』。
1995年にはアニメーション映画が公開され、
今なお色褪せない青春映画の金字塔として、歴史に刻まれています。
そして2022年、まんが・アニメーション映画でも描かれた中学生の甘酸っぱい青春時代はもちろん、
完全オリジナルの10年後の物語も加わって、実写映画化。
1989年に柊あおいの原作漫画が連載開始。95年には宮崎駿監督のスタジオジブリがアニメ映画を製作。そして今回、実写映画が公開となります。
30年以上の歴史があり、不屈の名作として語り継がれていることからも、今回の実写映画も公開前から注目を集めているように思います。
主演は清野菜名と松坂桃李。共演は山田裕貴、内田理央、田中圭など。多くの人気俳優が出演しています。
キャストは重要ですが、本作は作品そのもののネームバリューが強いため、そちらに興味を引かれて観に行く方が多いのかなと推測しています。
監督は平川雄一郎。
これまで『約束のネバーランド』『僕だけがいない街』などの実写映画化を手掛けてきました。
タイトル | 興行収入 |
---|---|
約束のネバーランド 公開:2020/12/18 配給:東宝 | 20.3億円 |
僕だけがいない街 公開:2016/3/19 配給:ワーナーブラザース | 14.0億円 |
浜辺美波主演の映画『約束のネバーランド』は興行収入20.3億円の大ヒット。こちらは原作完結から半年後、コミックス最終巻発売の2ヶ月半後に公開。話題性が強い中で上映されていたことが印象的でした。
藤原竜也主演の映画『僕だけがいない街』は興行収入14.0億円の大ヒット。原作漫画、テレビアニメの評価が高いなかで実写映画が公開となりましたが、こちらも高い評価を獲得し、最終14億円まで伸ばしました。
今回の実写映画『耳をすませば』との共通点は以下の通りでしょう。
- 原作・アニメの評価が高い
- 大手配給会社
『耳をすませば』の原作・ジブリ映画の評判が高いのは説明するまでもないと思うので省きます。
配給はソニー・ピクチャーズエンタテインメントと松竹の2社共同。松竹は老舗の大手配給会社で、ソニーはマーベルなどの洋画に強い印象がありますね。
どちらもそれなりに力を持っている配給会社なので、広告予算などはあると考えられます。つまり、多くの方に認知を広められる力はあるということですね。
スタジオジブリの作品が実写映画化された作品は2つあります。
- 火垂るの墓
- 魔女の宅急便
『火垂るの墓』は2008年に実写映画化されています。配給はパル企画。かなり小規模に公開されたらしく、興行収入などは発表されていませんでした。
ちなみに最近U-NEXTで配信開始になったらしいです(見放題対象)。
『魔女の宅急便』は2014年3月1日に小芝風花主演で実写映画化。累計興行収入は5.3億円。初日2日間の興行収入は1.2億。2日間で1.2億円はそれなりに取れてる方だと思いますが、いまいち伸び悩む結果となりました。
公開2週間後の3月14日からは最終興収255億円の『アナと雪の女王』が公開されています。この影響で話題をやや持っていかれたかもしれません。
では今回の実写映画『耳をすませば』はどうなるか。
興行収入を予想するには、予告編の再生回数、Twitterのフォロワー数の注目度などを見ていきます。
予告編から注目度を図るには、再生数といいね数を見るといいでしょう。(再生数はやろうと思えば無理やり稼げてしまうので、参考にならない場合もあります。また、コメント数も注目すべきですが、耳すまはオフ設定になっているので今回は省略します)
参考までに、先ほど紹介した実写映画『魔女の宅急便』と平川雄一郎監督の作品の予告編再生数、いいね数と比較してみます。
タイトル | 予告編 再生回数 | 予告編 いいね数 | 興行収入 | ||
---|---|---|---|---|---|
魔女の宅急便(実写) 2014年|ジブリ実写化 | 174万回 予告編 | 2,230 | 5.3億円 | ||
僕だけがいない街 2016年|平川雄一郎監督 | 71.3万回 予告編 | 2,482 | 14.0億円 | ||
約束のネバーランド 2020年|平川雄一郎監督 | 921.6万回 予告 | — | 20.3億円 | ||
耳をすませば(実写) 2022年 | 121.4万回 本予告 | 1.2万 | |||
公開年|耳すまとの共通点 10/9時点 |
『耳をすませば』は10/9時点で再生数121.4万、いいね数1.2万。いいねはちゃんと付いてるので、しっかり視聴されている様子が伺えます。
『約束のネバーランド』は再生数921.6万回。この数字で興行収入20.3億円だったことを考えれば、耳すまが20億円を突破するのは難しいのかなと思います。ここまでのヒットを狙うなら、公開後の口コミ評判が重要になるでしょう。
『魔女の宅急便』実写映画は再生数174万回。しかし、いいねはあまり付いていません。ジブリ作品が実写映画化という話題性に惹かれて再生した人が多かったのかなと思います。耳すまの予告編もこのような視聴者が一定数いると推測しています。
『僕だけはいない街』は再生数71.3万回。いいねはあまり付いてないですが、興行収入は14億円。再生数は少なくても『魔女の宅急便』興行収入の約2.6倍となっているため、視聴者の予告編再生へのモチベーションにある程度の差があることが読み取れます。
これらのデータから考えられことは、
『耳をすませば』は少なくとも20億円超えは難しそうで、予告編は魔女宅のように興味本位で再生しているユーザーが一定数いることが想像できます。
しかし、いいね数はしっかり付いてるので、ある程度の数字は狙えそうとも考えられます。
予告編だけを見れば、注目度は比較的ある方だと言えそうです。
Twitterのフォロワー数は、注目度を図る指標の一つになると思います。
『耳をすませば』は10/9時点で2.2万人。
この数字はどれくらいの規模で、最終興行収入はどのくらいになるのか。
最近公開された映画の中で、数字が近い作品を参考に予想していきます。
※フォロワー数が増える理由は色々ありますし、そもそも興行収入と必ずしも相関があるわけではありません。あくまで参考程度にご覧いただければと思います。
タイトル | フォロワー数 | 興行収入 |
---|---|---|
流浪の月 5/13公開 | 2.8万人 | 5.8億円 公開17日間 |
アキラとあきら 8/26公開 | 2.9万人 | 7.4億円 公開38日間 |
ヘルドッグス 9/16公開 | 2.5万人 | 5.4億円 公開17日間 |
耳をすませば 10/14公開 | 2.2万人 |
『耳をすませば』のフォロワー数は公開後にもう少し増えることを加味して、最高で2.9万人の作品までピックアップしてみました。
興行収入は10/2時点で5.4億円〜7.4億円の間で推移しています。『ヘルドッグス』はまだ17日間ですが、最終6億円は十分狙えるでしょう。
このあたりの数字が一旦の参考値になるかなと思います。
ただ、耳すまは上記映画より話題性や認知度、客層が幅広いと考えられるので、その点を加味すれば7億円超えは狙えそうな気がしています。
8/26の金曜ロードショーで放送された『耳をすませば』の視聴率は10.6%。
これは比較的高い方ではないかと思います。
今回の実写映画にどれほど影響があるかは不明ですが、17年ほど前の映画がこの視聴率を獲れるということは、非常に人気が高いことの表れであるのは確かでしょう。
実写映画化される作品は良くも悪くも話題性があります。
公開後の評判が良ければ爆発的ヒットになることもありますが、酷評が広まれば厳しい興行になってしまうことも少なくありません。
本作がどちらに転ぶかは公開されないと分からないですが、口コミ評判が今後の興行を大きく左右する可能性はあるでしょう。
『耳をすませば』の興行収入はどうなるのか。
これらの点を考えれば、
個人的には7〜10億円くらいになるのかなと予想しています。
正直、公開してみないと分からないところが多い作品ですね。
興行収入5.3億円の『魔女の宅急便』実写映画よりは話題性がある方だと思うので、少なくても5億円突破は固いのかなと思います。どこまで伸びるのかは正直未知数です。
公開前の時点ではこのように無理やり予想することしかできませんが、初週の興行収入が発表されたらもう少し詳しく予想できると思います。
詳しく予想はまた後日更新します。
タイトル | 予告編 再生回数 | 予告編 いいね数 | Twitter フォロワー数 | Filmarks Clip数 | 興行収入 |
---|---|---|---|---|---|
魔女の宅急便(アニメ) 1989年|ジブリ映画 | — | — | — | 13,902 Mark:220,076 | 36.5億円 |
耳をすませば(アニメ) 1995年|ジブリ映画 | — | — | — | 14,845 Mark:174,002 | 31.5億円 |
魔女の宅急便(実写) 2014年|ジブリ実写化 | 174万回 予告編 | 2,230 | — | 1,794 Mark:6,179 | 5.3億円 |
僕だけがいない街 2016年|平川雄一郎監督 | 71.3万回 予告編 | 2,482 | 0.7万人 | 12,049 Mark:47,277 | 14.0億円 |
約束のネバーランド 2020年|平川雄一郎監督 | 921.6万回 予告 | — | 29.2万人 | 10,523 Mark:28,915 | 20.3億円 |
流浪の月 2022年| 松坂桃李出演、予告、Twitter近 | 141.3万回 予告 | 4432 | 2.8万人 | 38,719 Mark:21,213 | 5.8億円 公開17日間 |
アキラとあきら 2022年|予告、Twitter近 | 97.9万回 予告 | — | 2.9万人 | 6,724 Mark:5,427 | 7.4億円 公開38日間 |
ヘルドッグス 2022年|予告、Twitter近 | 74.9万回 本予告 | 2,471 | 2.5万人 | 12,859 Mark:5,802 | 5.4億円 公開17日間 |
耳をすませば(実写) 2022年 | 121.4万回 本予告 | 1.2万 | 2.2万人 | 11,975 | |
公開年|耳すまとの共通点 10/9時点 |
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耳をすませば|映画情報
あらすじ
彼女は図書貸出カードでよく見かける、ある名前が頭から離れなかった。
天沢聖司―――全部私よりも先に読んでる―――
どんなひとなんだろう。
あるきっかけで“最悪の出会い”を果たした二人だが、
聖司に大きな夢があることを知り、次第に惹かれていく雫。
聖司に背中を押され、雫も自分の夢を胸に抱くようになったが、
ある日聖司から夢を叶えるためイタリアに渡ると打ち明けられ、
離れ離れになってもそれぞれの夢を追いかけ、また必ず会おうと誓い合う。
それから10年の時が流れた、1998年。
雫は、児童書の編集者として出版社で働きながら夢を追い続けていたが、
思うようにいかずもがいていた。
もう駄目なのかも知れない―――そんな気持ちが大きくなる度に、
遠く離れたイタリアで奮闘する聖司を想い、自分を奮い立たせていた。
一方の聖司も順風満帆ではなかった。
戸惑い、もどかしい日々を送っていたが、聖司にとっての支えも同じく雫であった。
ある日、雫は仕事で大きなミスをしてしまい、仕事か夢のどちらを取るか選択を迫られる。
答えを見つけに向かった先は―――。
引用『耳をすませば』公式HP
キャスト
清野菜名(月島雫(大人))
松坂桃李(天沢聖司(大人))
山田裕貴(杉村竜也(大人))
内田理央(原田夕子(大人))
安原琉那(月島雫(中学生))
中川翼(天沢聖司(中学生))
荒木飛羽(杉村竜也(中学生))
住友沙来(原田夕子(中学生))
音尾琢真(堀内部長)
松本まりか(津田みどり)
中田圭祐(高木洋輔)
小林隆(月島靖也)
森口瑤子(月島朝子)
田中圭(園村真琴)
近藤正臣(おじいさん)
スタッフ
監督・脚本:平川雄一朗
原作
柊あおい「耳をすませば」
樹島千草「映画ノベライズ 耳をすませば」
主題歌
翼をください/covered by 杏
公開日
2022年10月14日(金)
上映時間
114分
配給
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント、松竹
公式リンク
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