3月5日(金)公開の映画『ラーヤと龍の王国』の上映館について考察した記事です。
公開まであと2週間という時期にようやく上映館の発表がありました。ここまでブッキングに時間がかかるのはかなりのレアケースです。
それに、大手の映画館ではあまり上映しないという特徴があります。ディズニーアニメーション映画としてはこれまた異例の事態となります。
とても興味深い事案なので、なぜ大手映画館で上映しないのか考察してみました。
『ラーヤと龍の王国』を上映しない大手映画館はどこ?
『ラーヤと龍の王国』を上映しない大手映画館(予定)は以下の通りです。
- TOHOシネマズ
- SMT・ピカデリーなど松竹系列
- ティ・ジョイ系列
- 109シネマズ
逆に、上映する大手映画館(シネコン)はイオンシネマ・ユナイテッドシネマ・シネマサンシャイン・コロナワールドシネマです。あとは全国のミニシアターなどの単館劇場ばかりです。
なんで大手映画館では上映しないの…?
このような疑問を持った方は多いかもしれませんね。
それでは、なぜ大手映画館で上映しないのかを予想していきます。
▼ディズニープラスで配信開始▼
『ラーヤと龍の王国』大手映画館で上映されない理由
私はディズニーの人間ではないので明確な答えは分かりませんが、噂によると『興行会社(映画館)が怒っている』らしいです。
3月5日公開予定のディズニー「#ラーヤと龍の王国」が未だ劇場と交渉が纏まらない異例な様相に。劇場は通常すぐ決まりますが「ムーラン」「ソウルフル・ワールド」と直前にドタキャンとなった事に劇場が怒っている様子。気持ちは分かりますがディズニー作品も劇場鑑賞したいので纏まる事に期待します。
— 細野真宏 (@hosono_masa) February 10, 2021
上映まであと半月なのに、いまだ上映館が確定していない。これは本当に異例のことです。
『ムーラン』『ソウルフル・ワールド』が直前で上映中止(配信に移行)となったことに劇場が怒っているとのこと。
本当に劇場が怒っているだけなんでしょうか?これには少し疑問が残るんですよね。
ディズニーはこれまで『ムーラン』『ソウルフル・ワールド』の劇場公開を取りやめたり、『キングスマン』を何度も延期しており、これに興行会社(映画館)が迷惑しているのは容易に想像できます。
しかし、だからと言って興行会社がラーヤの上映を拒否するとは考えにくいんですよね。
ディズニーアニメーション作品は上映すればほぼ間違いなくヒットするので、映画館にとってはドル箱みたいなもの。
特にファミリー層が多い映画館では上映しない理由がないように思います。
同日公開予定だった『ドラえもん』が延期になったので、映画館としては春の目玉作品を無くしてしまっている状態。
これをカバーできる作品はラーヤくらいではないでしょうか?客層も比較的近そうだし。せめてファミリー層が多い映画館のみ上映するとか、そういう調整も効くのではないか。
大手映画館がこぞって「全ての映画館で上映しない」というスタンスなら流石に以心伝心が過ぎると思うんですよね。
それに、相手は天下のディズニー。興行側がそこまで強い姿勢を示せるのかも疑問です(下手したらマーベルなどにも影響出るかもしれないので)。
なので、ディズニーがなんらかの調整をしている可能性が高いと思います。
その理由の一つが、宣伝に積極的ではないことです。メディアにあまり露出していないので、宣伝する気があまりないのでは?と思ってしまいますね。それに映画館というよりは『ディズニープラス』を強調しているようにも見受けられます。
映画館が上映を拒否しているというよりは、ディズニーが意図的に上映館を縮小しようとしている、もしくはディズニープラスに流そうとしているのでは?と考えた方が個人的にはまだ納得がいきますね。
今後どうなるか不透明なところも多いので、引き続き動向を追っていきたいと思います。
『ラーヤと龍の王国』は動画配信で観れる
『ラーヤと龍の王国』は3月5日17:00〜ディズニープラスで配信されます。
映画館で観れない方はディズニープラスをご活用ください。
>>ラーヤと龍の王国