12月25日(金)公開の映画『えんとつ町のプペル』を観てきました。
本記事では、『えんとつ町のプペル』のネタバレなし感想を書いていきます。
【監督】廣田裕介
【原作】西野亮廣
【キャスト】窪田正孝、芦田愛菜
【上映時間】100分
映画『えんとつ町のプペル』感想ネタバレなし短評
【評価】
映画『えんとつ町のプペル』のネタバレなし感想を書いていきます。
ディズニーっぽさ全開だが、リスペクトを感じる
『えんとつ町のプペル』の原作・脚本を手掛けた西野亮廣氏は「ディズニーを倒す」と豪語していることでも有名。
本作がディズニーを倒せるかはさておき(そもそも対抗作品はないが)、物語全体的にディズニーっぽさを感じた。
王道を貫き、分かりやすいテーマを掲げてファミリーフレンドリーに仕上げることで人の心を掴むと理解しているように見えた。
ディズニーと闘いつつも、ディズニーの良さをしっかり吸収している。これは決して悪いことではなく、大衆ウケのいい映画を作るにはとても重要。
西野氏のことなので奇抜な仕掛けがあると思っていたが、それがないことは意外だった。ディズニーを本気で倒そうとしているなら、むしろ王道が大事なんだなと思わせてくれた。
声優・音楽・美術どれも素晴らしかった
東宝配給と聞いた時点で本格派の映画なんだろうなと想像していたが、この期待は裏切らなかった。
声優は俳優を起用しているが、全く違和感なかった。
特に主人公プペルを演じた窪田正孝は印象的。間抜けなイメージを与える声質は作風と見事にマッチしていた。
オリラジ藤森慎吾の饒舌さにも驚いた。そういや『PERFECT HUMAN』でも軽快なラップを披露していたっけ。なんてことを思い出した。
音楽(劇中歌)の使い方は新海誠作品っぽさを感じた。
ここぞという場面で盛り上げたり、しんみりさせる工夫を凝らしたのだろうなと思う。
美術は言うまでもなく素晴らしかった。
あのキラキラした絵本の世界観を忠実に再現する技術にただただ驚いた。
もはや一芸人が発起したプロジェクトとは全く思えない映画だった。
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『えんとつ町のプペル』関連作品
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絵本『えんとつ町のプペル』
映画『えんとつ町のプペル』ARTBOOK
ぬりえ『えんとつ町のプペル』
映画『えんとつ町のプペル』について
公開日 | 2020年12月25日(金) |
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監督 | 廣田裕介 |
原作 | 西野亮廣 |
声優 | 窪田正孝(プペル) 芦田愛菜(ルビッチ) 立川志の輔(ブルーノ) 小池栄子(ローラ) 藤森慎吾(スコップ) 野間口徹(レター15世) 伊藤沙莉(アントニオ) 宮根誠司(トシアキ) 大平祥生(デニス) 飯尾和樹(スーさん) 山内圭哉(アイパッチ) 國村隼(ダン) |
上映時間 | 100分 |
製作国 | 日本 |
配給 | 東宝、吉本興業 |
信じて、信じて、世界を変えろ。
厚い煙に覆われた“えんとつ町”。煙の向こうに“星”があるなんて誰も想像すらしなかった。一年前、この町でただ一人、紙芝居に託して“星”を語っていたブルーノが突然消えてしまい、人々は海の怪物に食べられてしまったと噂した。ブルーノの息子・ルビッチは、学校を辞めてえんとつ掃除屋として家計を助ける。しかしその後も父の教えを守り“星”を信じ続けていたルビッチは町のみんなに嘘つきと後ろ指をさされ、ひとりぼっちになってしまう。そしてハロウィンの夜、彼の前に奇跡が起きた。ゴミから生まれたゴミ人間・プペルが現れ、のけもの同士、二人は友達となる。そんなある日、巨大なゴミの怪物が海から浮かび上がる。それは父の紙芝居に出てきた、閉ざされたこの世界には存在しないはずの“船”だった。父の話に確信を得たルビッチは、プペルと「星を見つけに行こう」と決意する。しかしこの町の治安を守る異端審問官が二人の計画を阻止するために立ちはだかる。それでも父を信じて、互いを信じあって飛び出した二人が、大冒険の先に見た、えんとつ町に隠された驚きの秘密とは?
引用:『えんとつ町のプペル』公式HP
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