映画館の仕事

映画館アルバイトスタッフってどんな仕事内容?【元映画館スタッフが解説】

映画館アルバイトスタッフってどんな仕事内容?【元映画館スタッフが解説】

 

映画館のバイトってどんな仕事をするの?

こんな疑問を持った方へ元映画館スタッフの僕がお答えします。

 

 

こんにちは、ケンケン(@ketken_)です。

僕は映画館のアルバイトスタッフと社員マネージャーを2年ずつ経験してきました。

その経験を誰かの役に立てたらいいなと思い、執筆に至りました。

本記事では、映画館アルバイトスタッフの仕事について解説していきます。

※映画館によって運営のやり方が全く違うこともあるかもしれないのでご了承ください。

 

マネージャー(正社員)の仕事については以下の記事に書いています。

映画館アルバイトスタッフってどんな仕事内容?

映画館によって違いはあると思いますが、大きく分けて5つの仕事があります。

  • チケット
  • コンセッション(飲食売店)
  • フロア
  • ストア
  • 映写

それぞれを詳しく解説していきます。

 

チケット販売

チケット販売には2種類あります。

  • 有人レジ
  • 券売機

多くの映画館(シネコン)では有人レジ券売機があり、チケットスタッフはこの2つを対応する必要があります。

では、それぞれどのような仕事をするのか解説していきます。

 

有人レジ

有人レジでの仕事は基本的にレジ打ちによるチケット販売のみです。

最近では券売機の導入が進んでおり、有人レジでは紙の前売り券・招待券・福利厚生券などの券売機で使えない券を持っている人しか対応しないという映画館も増えてきています。

映画館によっては、前売り券やパンフレットなどをチケット売り場で販売するところもあります。

 

券売機

券売機での仕事は以下の2つです。

  • 券売機の使い方がわからない方への案内
  • 並んでいる人の誘導

券売機の前に並んでいる人を案内するのが基本的な仕事になります。

できるだけスムーズにチケットを購入してもらえるように、空きができたらすぐに次の人を案内し、券売機の操作がわからない人には操作を教える必要もあります。

特にシニア層の方は券売機に弱い傾向があるので、操作を教える機会が多くなります。

チケットはお客さんが一番最初に来るところ。
接客機会や現金の取り扱いが多く、何かとミスしやすいので注意!

 

コンセッション(飲食売店)販売・管理

コンセッション(通称・コンセ)の仕事は以下の通りです。

  • レジ打ち
  • 調理
  • 賞味期限管理
  • 在庫補充
  • オープン前の機材確認
  • クローズ後の機材清掃

レジ打ち・調理・賞味期限管理・在庫補充がメインになります。

 

調理するのは簡単?

マニュアルがあるので、誰でも簡単にできます。

包丁などは使いません。

調理の例
  • ポップコーン…規定量も豆とオイルを入れてマシンのスイッチを入れるだけ。
  • ポテト…フライヤーに指定通りの時間入れて揚げるだけ(オーブンレンジを使う映画館もあります)。
  • チュリトス…オーブンに指定通りの時間入れて、粉をまぶすだけ。
  • ホットドッグ…パンを解凍し、ソーセージを挟むだけ

などなど、マニュアル通りに作ればいいだけです。

ドリンクはレストランのドリンクバーみたいな機械で出すので、ボタンを一回押すだけで作れます(一部特殊なメニュー除く)。

商品は映画館によって違うので、種類が多いところは覚えるまで大変かもしれません。

 

コンセって大変?

映画の開場前は一番混雑して大変です。

開場前のピーク時は売店に長蛇の列ができ、並んでいる全ての人と接客しなければならないので、時間と労力が必要になります。

なので、ピークが来るまでに万全の体制を整えておくことが重要です。

ポテトが足りないとか、ドリンクが切れたとかがピーク時に起きたら大変なので、そのあたりの采配を考えるのもコンセスタッフには求められます。

コンセはピーク前の準備が命。
夏休みなどのシーズンだと激務になりやすいよ!




フロア

フロアの仕事は以下の通りです。

  • チケットもぎり
  • 館内放送
  • 清掃
  • 映像チェック
  • 宣材物掲出・作成

チケットもぎり・清掃・映像チェックがメインになります。

 

清掃って大変?

上映が終わったシアター清掃は、基本的に掃き掃除です。

子ども向け作品だと汚れやすく、掃き掃除だけでも大変ですし、たまに座席にドリンクがこぼれてたりするので面倒です。

特に夏休みなどのシーズンは子ども向け作品が多く、しかも大きいシアターでの上映が多いので、大人数で清掃しなければ次の開場が遅れてしまう原因にもなります。

それと同時並行で映像チェックをしなければならないので、繁忙期はかなり大変です。しかし、閑散期は超ヒマになりやすいです。

 

映像チェックって何するの?

映像チェックは『正常な上映』ができているかを確認するために行います。

確認すべきところは以下の通りです。

  • 画角
  • 音響
  • 照明

 

画角とは

映画にはそれぞれ画角が指定されています。

主に「FLAT(フラット)」「SCOPE(スコープ)」の2種類があり、ざっくり言うと、FLATはやや四角い形、SCOPEは長方形といったところです。

画角_FLAT_SCOPE

他にも音響と照明が正常か確認します。

映写機は機械なので、稀におかしくなっていることもあります。正常な上映ができているかを確認するのはフロアスタッフの重要な仕事になります。

スムーズに開場できるかはフロアの仕事次第!
コンセ同様、夏休みなどのシーズンだと激務になりやすいよ!




ストア

ストアの仕事は以下の通りです。

  • レジ打ち
  • 商品陳列
  • 商品管理

基本的にストアの仕事はそこまで多くありませんし、むしろストアというセクションがない映画館もあります。

レジ打ちをしたり、新作の商品を公開前日までに陳列させたり、閉店後にパンフレットや前売り券などの在庫数を数えるのがメインです。

まあストアの仕事は正直これくらいです。そこまで難しくないですし、全セクションの中でも一番簡単と言えるでしょう。

ストアは繁忙期でない限りは暇なことが多い。
前売り券の販売時は特典の渡し忘れに注意!

 

映写

映写の仕事は映画館によって様々です。

アルバイトでは映写関係の仕事を任されないこともありますし、そもそも映写室には立ち入れないところもあるかもしれません。

僕がアルバイト時代に経験した映写担当の仕事は以下の通りです。

  • 映写機材を起動(オープン前)
  • 映写機材を停止(クローズ後)
  • 映画のプレイリストを作成

 

映写機材の起動・停止

当たり前ですが、映画館がオープンする前に映写機を起動させる必要があります。

やることは以下の通りです。

  • 映写機本体を起動
  • サーバーを起動
  • 音響機材を起動
  • 上映テスト

起動させるのは、映写機本体・サーバー・音響機材の3つです。

全ての機材を起動させたら、次に上映テストパターンを上映します。

万が一正常に上映できてない時は、すぐMGRを呼んで対応しなければいけません。

クローズ作業はこの逆をやればOKです。

映写機関係の仕事は、その日の上映、もしくは次の日の上映に関わる非常に大事な仕事です。

 

映画のプレイリストを作成

映画を自動で上映するには、予告編・広告・本編などを順番どおりに流すためのプレイリストを作る必要があります。

このプレイリストのことを「SPL」といいます。

SPLの内容はMGRが作成し、そのとおりにSPLを作るのがアルバイトの仕事です。

作品ごとにSPLを作る必要があるので、上映作品が多い映画館は大変です。

作業はPCを使ってポチポチとやるだけなので地味です。

 

本編や予告編を各シアターのサーバーに転送するという仕事もあります。

PCから転送できるので、難しい作業ではありません。

しかし、誤って上映中に転送してしまうと、サーバーに負荷がかかって上映が停止してしまうこともあります。

映写はかなりレアな仕事!
上映そのものに関わるから、バイトじゃできないことも。




映画館の仕事は忙しい?

で、映画館の仕事って大変なの?

結論、時期によって忙しさは変わります。

映画館の仕事が忙しい時期

  • 春休み
  • GW
  • 夏休み
  • 冬休み
  • 土日
  • 3連休

予想通りかもしれませんが、大体この時期が大変です。

例外的に『アナ雪』『君の名は。』のようなメガヒット作品があると平日でも大変です。

 

一番大変な時期は?

一年で最も大変な時期は、GWです。

はっきり言って、GWは毎日めちゃくちゃ大変です。

動員が多い時ほどお客さん対応が増えるので、どこでトラブルが起こるかも分からない緊張感もあります。

 

GWには『名探偵コナン』『ディズニー作品』などの動員数が見込める映画が多く公開されます。

理由は言うまでもなく、連休だと映画館に足を運んでくれやすくなるからです。

各配給会社が狙って注目作品を公開してくるのも動員に拍車をかける要因です。

 

映画館の仕事が暇な時期

  • 春休み
  • GW
  • 夏休み
  • 冬休み
  • 土日
  • 3連休(隔週)

上記以外の時期、つまり平日です。

人気作品が公開している時は別ですが、基本的に暇です。

特に平日の夕方やレイトショーは異常に少なくなる傾向があります(都心部は例外です)。




映画館の仕事で複数のセクションを担当できる?

色々な仕事があるのはわかったけど、どれか一つしかできないの?

結論、映画館によって違います。

理由は、支配人の運営方針次第で変わるからです。

  • 複数セクションできて臨機応変に動いてほしい
  • 一つのセクションでプロになってほしい

など、支配人によってスタッフへの考え方が違うところから差が出ています。

僕が働いていた映画館では、最初の数ヶ月間は一つのセクションに固定され、慣れてきた頃にMGRから声をかけられて複数のセクションを担当できるようになりました。

同じ系列の他劇場では、入社時からずっと一つのセクションに固定されるところもありました。

気になる場合は、各映画館に問い合わせるか面接の時に聞いてみるしかないです。

 

複数セクションを担当できたらシフトはどうなる?

出勤するたびに担当セクションが変わることがほとんどです。

例えば今日はチケット担当でも、明日はコンセ担当など、MGRのシフトの組み方次第で毎回セクションが異なります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

映画館の仕事は大きく分けて5つあります。

  • チケット
  • コンセッション(飲食売店)
  • フロア
  • ストア
  • 映写

 

もし映画館の仕事に興味が湧いたら、よく募集されている求人サイトを載せておくので参考にしてみてください。

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